就労移行支援の見学で何を聞く?不安を整理する質問メモ

就労移行支援の見学を考えていても、「何を聞けばよいか分からない」「緊張すると言葉が出てこない」と、問い合わせをためらう方もいます。

気になることがいくつもあると、質問を一つにまとめるだけでも迷うかもしれません。

この記事では、見学前に質問メモを作る方法と、見学で確認したい3つの視点を紹介します。全部を聞くためのリストではなく、いまの自分が知りたいことを選ぶための例として使ってください。

見学前は、いま気になることを一つ書く

最初から、就職の希望や不安をきれいに整理しようとしなくても構いません。まずは「PCの経験が少ない」「通い続けられるか気になる」など、いま思い浮かぶことを一つメモしてみてください。

次に、その気になることについて「見学先で何を知りたいか」を添えます。

書き方の一例
「PCの経験が少なく、訓練についていけるか気になります。どのような訓練があるか、自分の経験に合わせて相談できますか。」

言葉にしにくいときは、「通うことが不安」「人前で話すのが気になる」と短く書くところからでも始められます。理由や過去の経験は、自分が話せる範囲で伝えることを考えてください。

見学で聞きたいことを、3つの視点から選ぶ

質問メモを作るときは、次の3つの視点が手がかりになります。気になるものを選び、自分の言葉に変えて使ってください。

訓練の内容と、自分の希望とのつながり

訓練の名前だけでなく、「どんなことに取り組むのか」「自分の希望とどうつながるのか」を聞くと、通う場面を考えやすくなります。

質問の例は、次のとおりです。

  • 「一日の流れと、訓練で取り組む内容を教えてください。」
  • 「自分の得意・苦手や、働きたい仕事に合う訓練は、どのように考えますか。」

就職活動や就職後のことが気になる場合は、「応募先をどう整理しますか」「就職後に困ったときの相談先を教えてください」と聞くことも考えられます。

困ったときの相談方法

「訓練が分からない」「人とのやり取りで迷う」など、困った場面でどう相談するかも確認しておきたいことです。

  • 「困ったことがあるとき、誰に、どんな方法で相談できますか。」
  • 「人前で話すことが難しい場合は、どのように伝えればよいですか。」

説明を聞いて分からない言葉があれば、その意味を聞き直す質問もメモに入れておけます。「もう少し具体的に教えていただけますか」という一言を用意しておく方法もあります。

通う日数・時間の考え方

通うことへの不安は、「週に何日なら通えそうか」「疲れたときはどうするか」など、気になる場面に分けて質問にできます。

  • 「通う日数や時間は、どのように相談して決めますか。」
  • 「予定どおり通えないときや、疲れたときは、誰に相談すればよいですか。」

ここで紹介したのは質問の例です。通い方や相談方法、対応できる内容は、見学先に確認してください。見学で説明を聞くことと、正式に利用できるかどうかの確認は別です。

緊張して質問しにくいときは、メモの使い方も相談する

当日うまく話せるか気になる場合は、質問メモを手元に置く方法があります。読みながら話す、紙に書いた内容を見てもらえるか聞くなど、自分が伝えやすい方法を考えてみてください。

こんな伝え方もあります
「緊張すると、聞きたいことを忘れてしまいそうです。メモを見ながらお話ししてもよいですか。」

見学そのものに不安があるときは、所要時間や持ち物、家族・支援者の同行、途中で休憩したい場合の方法などを、事前に問い合わせることもできます。対応の可否や条件は、問い合わせ先に確認してください。

その場で質問を全部聞こうとせず、いちばん気になることを先に伝える方法もあります。聞けなかったことは、見学後のメモに残しておきましょう。

見学後は、聞いた答えと自分の感想を分けて残す

帰宅してから思い出せるように、次の3つを分けて書いてみてください。

見学後のメモ
✓ 聞けたこと:訓練や相談方法について、どんな説明を受けたか。
✓ まだ気になること:聞きそびれたことや、もう一度確認したいこと。
✓ 自分が感じたこと:説明の分かりやすさ、質問のしやすさ、通う場面を想像して気になったこと。

例えば、「訓練内容は分かったけれど、自分が参加する場合の進め方はまだ聞いていない」と分けておくと、次に確認したいことが見えてきます。

見学で知ったことと、自分の希望や負担になりそうなことを照らし合わせる時間を取る方法もあります。分からない点が残る場合は、追加で確認する内容を一つ選んでみてください。

しごとCLANが大切にする、本人の希望と自己理解

自分に合う支援を考えるうえで、「何ができるか」だけでなく、「どんな働き方を希望しているか」「どんな場面で負担を感じるか」も関わってきます。

しごとCLANは、ご本人の希望や考えを尊重し、一人ひとりに合わせた支援と、ご本人が自分で考え選択することを大切にしています。

また、コミュニケーションワークや訓練、実習、面談などを通じて、自分の得意・苦手や働きやすい環境を整理する自己理解の支援を行っています。訓練を受けることだけでなく、取り組む中で自分について気づくことも重視しています。

見学を考えるときにも、「この不安について、どのように相談できるだろう」と、自分の気になることと支援を結び付けて質問を考えてみてください。

まずは、聞いてみたいことを一つメモする

見学前にたくさんの質問をそろえるより、いま気になることを一つ書くところから始められます。

訓練の内容、困ったときの相談方法、通い方の中から、自分が知りたいことを選んでみてください。当日話しにくい場合は、メモを使う方法も相談できます。

見学後は、聞けたことと、まだ確認したいことを分けて残し、自分の希望と照らし合わせて考えていきましょう。

相談・見学について

しごとCLANでは相談・見学の案内をしています。「どんな訓練があるか知りたい」「通うことへの不安を相談したい」など、いま気になっていることを、問い合わせの際にお聞かせください。見学の日時や方法などは、個別にご確認ください。

相談・見学について見る →
自分に合う働き方を、少しずつ見つけていく。

しごとCLANでは、自分の得意・苦手を整理しながら、就職に向けた準備を一緒に進めています。

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