毎年8月11日は国民の祝日「山の日」です。「山に親しむ機会を得て、山の恵みに感謝する」ことを趣旨として制定されましたが、なぜこの日付になったのか疑問に思ったことはありませんか?
この記事では、山の日に関する由来から、富士山や日本一低い山にまつわる意外なトリビアまで、今すぐ誰かに話したくなる雑学をわかりやすくご紹介します!
1. 「山の日」はなぜ8月11日?日付の意外な決め手
山の日が施行されたのは2016年のこと。国民の祝日の中では比較的歴史が新しい記念日です。では、なぜ「8月11日」という日付に決定したのでしょうか?
実は、歴史的な出来事があったわけではなく、漢字の成り立ちやカレンダー上の見え方が大きな由来となっています。
- 「八」の文字が山の形に見える: 漢字の「八」は末広がりで山のように見えるため。
- 「11」が立ち並ぶ木に見える: 数字の「11」が木々が整然と立ち並ぶ姿を連想させるため。
また、お盆休み(8月13日〜15日頃)と連続させやすく、連休を作りやすいという実用的な理由も後押しとなりました。制定段階では祝日のない「6月」案も出されましたが、登山シーズンであり帰省や休暇と重ねやすい8月11日が最終的に採用されました。
2. 富士山の山頂は何県?知られざる境界線の秘密
日本最高峰の富士山(標高3,776m)といえば、静岡県と山梨県にまたがっていますが、山頂部分は一体どちらの県に属しているのでしょうか?
答えは、「静岡県でも山梨県でもない(県境が存在しない)」です。
富士山の8合目より上の山頂領域は、特定のアドミニストレーション配下ではなく、全国にある浅間神社の総本社である「富士山本宮浅間大社」の私有地となっています。歴史的な背景から明確な県境が引かれておらず、どちらの県でもない状態が現在も続いています。
3. 日本一低い山はどこ?驚きの標高3メートル
高い山とは反対に、「日本で最も低い山」はどこにあるかご存じでしょうか?
国土地理院が発行する地形図に載っている自然の山の中で、日本一低いとされているのは宮城県仙台市にある「日和山(ひよりやま)」で、標高はわずか3メートルです。
もともとは標高6メートルほどありましたが、2011年の東日本大震災に伴う津波と地盤沈下によって削られ、一時的に消失しました。その後の現地調査を経て国土地理院の地図に標高3メートルの山として再掲載され、「日本一低い山」となりました。
なお、人工的に造られた築山も含めると、大阪市港区にある「天保山(てんぽざん)」(標高4.53メートル)も有名な日本一低い山の一つです。
4. 実は都道府県ごとの「山の日」も存在する?
8月11日は国の祝日ですが、全国の自治体によっては独自の「山の日」や「森林の日」を設定している地域があります。
◆ご当地「山の日」の例
- 長野県: 7月第4日曜日(信州 山の日)
- 山梨県: 8月8日(やまなし山の日)
- 高知県: 11月11日(こうち山の日)
例えば山梨県では、「八」の字を2つ重ねると木(あるいは森)の文字に見えることなどから8月8日を独自の日としています。全国の祝日だけでなく、地元の山の日を探してみるのも趣深いです。
5. 山の日に食べたい!「山」にちなんだ縁起物フード
山の日のイベントや行楽のお供に、山にちなんだ食べ物を楽しむのもおすすめです。
- 山かけそば・とろろご飯: 粘り強い滋養強壮食材「山芋」を使った定番メニュー。
- 山賊焼き: 長野県中信地方の郷土料理。大きな鶏肉を豪快に揚げるスタミナ料理。
- きのこの山: SNSなどで毎年「山の日キャンペーン」が展開される定番のお菓子。

