卒業生インタビュー(4月16日)


今週卒業された利用者様のインタビューを掲載させて頂きます。
この方は約半年でご卒業されました。それまでの過程や訓練内容がとても素晴らしく、これから就職を目指す皆さんにも是非良いアドバイスになると思います。

 

  • CLANにくる前はどんな気持ちでしたか?どんな様子でしたか?
    当時は一般就労を9年間続けてきた中で、感情のコントロールに失敗して自主退職した経験が3回もあったし、CLANに入所する2ヶ月前に在籍していた正社員雇用の会社では、感情的になった日報を何度も提出したり、単発のバイトでも相手に怒鳴られたから怒鳴り返すなど、感情コントロールがうまくできないことが多々ありました。その状況でこの先一般就労で就職しようが障がい者雇用で就職しようが、まず感情のコントロールを改善しないと長期就業できないと判断しました。他の移行事業所や生活訓練所など複数の事業所に何度も見学へ行き、悩んだ結果、藁にもすがる気持ちでCLANに入所しました。 

 

  • CLANにきてどんな訓練をしましたか?
    当初は事務職を考えていたのでExcelの検定合格に取り組みました。それから一番の課題であったアンガーマネジメント、認知行動療法の本を読み、実習に参加して実際に試すことをしました。 

 

  • CLANにきてからの気持ちの変化や自分の変化はどんな変化がありましたか?
    物事を0か100かでしか考えられない白黒思考が軽減できたり、自分の中で「こうであるべき」という「べき思考」の軽減、そして完璧主義の軽減がされたように思います。今まで9年間働いてきた中でずっと抱えていた考え方を見つめなおし、自分に対しても他人に対しても非常に厳しすぎていたがために、無意識に自分を追い詰めてしまったことに気づきました。責任感の高さは自他ともに認めますが、行き過ぎた責任感が感情コントロールの失敗に直結していたことも新たな発見でした。9年間も自分で自分を厳しい目で見てきたのだから、そろそろ自分に対して優しくなってもいいのではないかという考え方に辿り着きました。 また、正論を吐きがちな性格でしたが、「相手を言い負かすことが仕事で必要な目的ではない」という考え方も生まれました。 

 

  • 実習について

 ・実習をしてみた感想 
 事務職を目指してはいたものの、ずっと座り続けていることは自分に合っていないことに気づきました。やはり生粋の肉体労働派で、倉庫業のように動き続けている作業のほうが性に合っているということを実感しました。 

 CLANコートで清掃業もやりましたが、これも物足りなさを感じ、自分には合っていないと感じました。 向き不向きを確認できる良い機会だったと思います。 

 

どんな実習をしました? 
 特に印象的だったのは、CLANコートの実習に行ったとき、入所者の方が急にこちらを見て怒鳴ったことがありましたが、誰に言っているのかも何と言っているのかもわからなかったので、感情的にならずに済んだことがありました。 

 アンガーマネジメントが成功した良い例だと思います。 

 

・まだ行ったことがない人に実習をすすめるとしたら、どんなポイントを伝えますか? 
 少しでもやってみようかなという気持ちがあるなら体験してみてください。自身がその業務内容に適性があるかどうかや、勤務時間は問題ないかなど、ただ言われた作業をするだけではなく、今後の自分のために考えながら作業することを勧めます。 

 

  • “就職”について意識したきっかけは?(頑張っていこうと思ったきっかけ)
    最初から意識していたことなので特にきっかけはありません。
  • みんなに伝えたいCLANでやってほしいこと

①自己分析 

 自身の長所短所を見つけることは、面接においても重要な質問事項になりますし、自己PRの表現にも直結します。特に障がい者雇用で就業するのであれば、企業からすると「この人は何ができて何が苦手または配慮するべきなのだろうか」ということを気にされますので、自分できちんと理解しておかないと採用される確率は下がってしまうと思います。 

 「短所はたくさんあるけど長所が見つからない」という方は、自分の思う短所を裏返して考えてみてください。例えば「作業が遅い」なら「慎重である」、「言いたいことが言えない」なら「相手のことを尊重できる」などです。 

 長所短所が見つかれば、自己PRもやりやすくなります。 

 ②認知行動療法 

 仕事をするにしても生活するにしても、どうしてもネガティブ思考になってしまう瞬間はあると思いますし、腹が立つことも起きます。そこで自分の考え方の癖や行動パターンを客観的に整理ができる認知行動療法を勧めます。 

事業所に置いてある伊藤絵美さんが著書された「認知行動療法入門」というタイトルの本がやりやすいです。文字だけでなく、図解も入っていますし、コピーをすればワークに取り組むこともできますので、過去の嫌な出来事や、ネガティブ思考、白黒思考に陥りやすい方は試してみてください。 

 ③面接は発表会ではない 

これはCLANですることとは別ですが、模擬面接をすることもあると思いますのでお伝えします。 

私個人の考えで恐縮ですが、面接で重要なことは、かっこいい志望動機を発表することでもなく、自分が今まで成功した事例を自慢することでもなく、覚えたことを発表することでもなく、適切なコミュニケーションがとれるかどうかではないかと思います。 

よくある失敗が、一つの質問に対して話が長すぎたり、聞かれた質問に対して話がどんどん膨らんでしまい、面接担当者からすると「結局何が言いたいの?」というパターンです。 

いずれにしても共通してお勧めしたいことは、結論を先に話すことです。 

例えば「あなたの長所は何ですか?」と聞かれたら「私の長所は○○です(以下エピソード)」と答えてください。「自己PRをしてください」と言われたら、「私は○○が得意です。(以下エピソード)」と答えてください。 

もし自己PRや長所短所などが複数ある場合は、「私は○○と□□と△△が得意(苦手)です。その中でも特に○○が得意(苦手)です。(以下エピソード)」と、話が長くならないよう、複数ある場合は一つだけに絞って話すと良いでしょう。もし面接担当者が「あとの2つについても話してください。」と質問したら追加で話をすれば良いと思います。 

人が集中して一つの話を聞いていられる時間は3分が限界と言われていますので、この時間以内に収まるように話してください。 

そして「志望動機や自己PRを何度も暗唱したのに本番になって頭が真っ白になって全部忘れてしまった」というパターンもあります。 

丸暗記をすると、丸暗記したことしか覚えていないため、面接担当者から変化球の質問を投げられたときに対応できなくなる可能性があります。 

例えば「責任感が強いです(以下エピソード)」という自己PRをしたら、面接担当者が「では、その責任感の強さが原因で失敗した経験は何かありますか?」と予想もしない質問をされて「え……」と固まってしまうなど。 

また、丸暗記は聞かれてもいないことに余計に答えてしまうというリスクもあります。 

ですから、「何となくこういうことを話したい」という要点を掴んでおけば大丈夫です。意外と何とかなります。 

 

  • これからの目標
    今回の採用はアルバイトからのスタートではありますが、正社員登用を目指しています。そして何よりも今までどの職場でも最長2年しか働くことができなかったため、それを3年4年と長く働くことを目標にしています。それからのことはその目標が達成できてから考えたいです。

 

  • 最後にみんなに一言 
    利用者の方へ 

  一緒にボードゲームをしたり、サークル活動をしたり、コミュニケーションをとっていただいてありがとうございました。 

  支援員はあくまでも皆さんのやりたいことや実現したいことを支援します。ですから自分で「将来こうしたい」「こんなことをしたい」「そのためにこれをやりたい」という明確な目標をもって日々の訓練に取り組むと大きな助けを得られると思います。 

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

まずは無料相談

『どんな些細なことでも
お気軽にご相談ください』

chevron_leftPAGE TOP

  • X(旧Twitter)