「スキルに自信がない…」
「パソコンができないと就職は難しいのでは…?」
就労を目指す利用者さんから、こうした不安の声をよく聞きます。
しかし、実際の障害者雇用の現場では、企業が最も重視しているポイントは少し違います。
それは――
**「安定して出勤できるかどうか」**です。
今回は、なぜ勤怠の安定が重要なのか、そして就労移行支援でどのように取り組むべきかを分かりやすくお伝えします。
企業が一番見ているのは「安定して来られるか」
企業が採用時に見ているポイントは、実は次の順番であることが多いです。
安定して出勤できるか
指示が理解できるか
作業スキル
つまり、どれだけスキルが高くても、出勤が安定しなければ採用にはつながりにくいのが現実です。
例えば、
週3日しか来られないがスキルが高い人
毎日来られるがスキルはこれからの人
この場合、多くの企業は「毎日来られる人」を選びます。
それだけ勤怠の安定は“土台”として重視されているのです。
勤怠は「信頼の積み重ね」
勤怠の状況は、そのまま企業からの印象につながります。
毎日安定して来られる → 任せられる人
遅刻が多い → 少し不安
急な欠勤が多い → 仕事を任せにくい
このように、勤怠は単なる出席状況ではなく、
**「信頼の積み重ね」**として見られています。
就職後の課題になりやすいのも「勤怠」
実際に障害者雇用で多い離職理由は、
体調の不安
欠勤の増加
生活リズムの乱れ
といった、勤怠に関わるものです。
そのため企業は面接時に、
通院頻度
生活リズム
就労移行での出席状況
をしっかり確認します。
つまり、就労移行での通所状況は、そのまま就職後の働き方のイメージとして見られているのです。
就労移行支援は「働く練習の場所」
就労移行支援は、スキルを学ぶ場所でもありますが、
それ以上に大切なのは
**「働き続けるための練習」**です。
具体的には、
決まった時間に通う
生活リズムを整える
体調管理をする
遅刻や欠席の連絡を行う
こうした積み重ねが、就職後の安定につながります。
勤怠安定の目安とは?
就職を目指すうえでの一つの目安としては、
週5日通所
6か月以上の安定
遅刻・欠席が少ない状態
が挙げられます。
この状態が続くことで、企業にとって
「この方は継続して働けそうだ」
という安心感につながります。
大切なのは「気合い」ではなく「整え方」
勤怠を安定させるというと、
「頑張って休まないようにする」と考えてしまいがちです。
しかし実際には、
睡眠
食事
生活リズム
ストレスの管理
通院の調整
といった生活全体の整え方が重要です。
無理をするのではなく、
「安定して通える状態をどう作るか」を一緒に考えていくことが大切です。
まとめ|就職は「安定」で決まることが多い
最後にお伝えしたいのは、
就職は能力だけで決まるものではなく、
「安定して働けるか」で決まることが多いということです。
スキルはあとから身につけることもできます。
しかし、勤怠の安定は一朝一夕では身につきません。
だからこそ、就労移行支援の段階から
「安定して通う力」を一緒に育てていくことが、
就職への一番の近道になります。
当事業所では、無理なく通所を継続できるよう、
生活面・体調面のサポートも大切にしています。
「働きたいけど不安がある」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください😊

